笛の磨き1
笛塗り教室はいよいよラストスパートです。
昨日は「どうずり」という作業に入りました。
漆に限らず、ピカピカに輝かせたいものは、荒い研磨〜細かい研磨へ順を追って進めていきます。
たとえばシルバージュエリーに大きな傷がついてしまった場合、
最初からメッシュの細かいコンパウンドで磨いても、その傷は消えません。
600番-800番-1000番-2000-3000-----というように、荒い研磨から始めて、少しずつ傷を細かくしていきます。
車だって、ペンキだって、木材だってそうです。
前回の笛塗り教室では1000番位のサンドペーパーで磨いて模様を出しました。
今日は、すこし荒い研磨剤を布に付けて、ひたすら擦って擦って、均一に艶を出していく作業でした。
写真の笛も、下の部分がピカピカしているのがわかるでしょうか?
次回は最後の磨きの作業です。
今よりももっともっと光ります。楽しみです。
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