いよいよ最終日です
藤田正堂うるしの器展―父 清正とともに―は、4月11日最終日を迎えます。
最終末の土曜日は本当に沢山のお客様にお越しいただき大盛況!!!
明日最終日、藤田さんも在廊されますので見逃した方は是非お越しください。
さて、
藤田正堂氏の作品にみられる「蒟醤キンマ」という技法は皆さまご存知でしょうか。
弘前では「津軽塗」が有名なので、その他の技法作品を見られる機会というのはなかなか限られます。
キンマの歴史はこちらから見ていただくとして、その技法について簡単ご説明したいと思います。
漆を十数回塗り重ねた厚みのある綺麗な塗面に仕上げます。 その後、その面を文様に彫りこんでいくのですが、先の鋭い蒟醤専用の刃物で両手を使い押しながら彫る感じです。
蒟醤というと線彫や点彫をよく見かけますが、藤田さんの作品は大きな彫りをすることもあります。
その凹んだ部分に色の漆を数回塗り重ね充填します。その後、平らに研ぎ付け磨きます。
彫りの深さにより充填した色漆のどの層の色が出るのか変ってきます。
と説明しても、この写真の作品のどの部分が彫った所でどこが点彫りなのかわからないですよね。。。 是非会場へ。
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