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長いもの

2016.02.09 Tuesday
毎年冬の間は、とくに制作に励むのですが、
なにしろ漆を乾かすためには温度+湿度が必要なので
冬に管理するのはちょっと大変。

漆を乾かすために温湿度を管理し乾かす装置を、漆風呂とかムロといいます。
うちの工房の風呂は、最大180の長さのものが入ります。
テーブル修理などに利用します。


箪笥など大物を作る会社は、
部屋くらいの風呂があります。羨ましいなぁと思いますが、
普段はなかなかそんなに大きなものを作ることもなく…

でも、特別に大きな物を作るときは、
ビニールシートなどをつかって簡易的に風呂をつくってあげます。
とにかく温度20と湿度70位に安定して、あまり空気が動かないようにしてあげれば漆は乾いてくれます。

現在手をかけているものが、なんと!3メーターくらいあります。
20160209_205107.jpg

そこでできあがったのが、じゃじゃーん!
この手作り感満載の漆風呂。

温度はストーブをつければ20℃くらいになります。
湿度をかける装置は普段はホットカーペットみたいなヒーターを使ってますが大きいものの時は移動も楽々の熱帯魚ヒーターを使っています。


20160209_205128.jpg

これが案外すぐれもので、少しずつ水を蒸発させながら程よく湿度を上げてくれます。
香川の漆工房にお邪魔したときに、温度も湿度もこれだけでイケる!
と聞いてから真似して使ってみてます。
さすがに青森じゃ温度は上がらないけど。

足りない分は洗濯物干しの要領でタオルをぶらさげれば
湿度60-70%で安定します。

このノリで、大きなミラーフレームの制作もやっていきたいとおもいます。


それにしても、今年はそんなに寒くない弘前なので、
冬が楽ー!
彩子の漆のこと | - | -|
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