日常の隙間
本日最終日を迎えました 高橋芙美子日本画展「日常の隙間」
日常の隙間から溢れ出る、なにかの気配・・・
そんな目に見えない気配を、五感を研ぎ澄まし、感じ、表現する。
芙美子さんのそんな心象風景を 日本画 という手法で表現しています。
日本画とは、、 膠を溶かしたものを固着材とし、岩絵の具と混ぜ合わせて塗っていく絵画。
岩絵具とは
辰砂、藍銅鉱、ラピスラズリなど様々な鉱石、半貴石を砕いて作った顔料を頂点とし、現在は人工の顔料などもあります。
顔料の粒子が細かいものから荒いものまであり、粒子の大きさによって質感はことなります。
大きな粒子のものほどキラキラと光を反射させ美しいのです。
岩絵具単体では塗ることが出来ないので、膠を固着材にして岩絵具と混ぜ合わせて使用するという仕組み。
膠とは
動物の皮膚や骨から抽出されるゼラチン。
三千本膠という魚や動物をブレンドした膠を主に使用しますが、
季節によって乾く時間を調整したり、乾いたあとの強度の違いもあるので、
ウサギや鹿の膠を混ぜたりするそうです。
日本画というととても難しい印象ですが、
そんな「質感」を是非楽しんでもらえたらうれしいなと思っています。
言葉で表現してもやっぱり難しい日本画。
次回芙美子さんが青森に来るときには
「日本画 岩絵の具を楽しもう!」みたいな感じで
ワークショップをやってもらうことにします^^絶対!
本日は芙美子さんが在廊しております。
最終日は16時までとなっておりますので、どうぞお早めにごらんくださいませ。
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