小林さんのうつわの色
小林さんの漆器。
黒 赤(本朱) 赤溜 白溜 の4色の器を主に制作されています。
写真上→黒塗り。
どんな料理でもとにかく似合うし美味しそうに見せてくれる黒色!
定番で持っていたい色ナンバーワンですね。
ただ、漆の黒って本当に真っ黒なんです。 自宅のインテリアやテーブルには強すぎる色に感じる事もたまにあります。
写真左→赤溜塗。
一般的に溜塗りというのは
下塗りに赤を塗って、その上に飴色の漆を塗る技法の事を言います。
うっすらと下塗りの赤が透けて見えて、
どんな料理にも合うし、私は日本の食卓に一番なじむ色だと思っています。
優しい色合い。
写真右→白溜塗。
下塗りに白色を塗ってから飴色の漆を塗っています。
絶妙な茶色に、「この色見たことない素敵〜」という反応が一番多いです。
もっと優しい色合い。
そしてこちらが朱色。
漆の赤も様々ありますが、小林さんは本朱という色を使っているそうです。
この朱色も落ち着いていて、私はこの色が一番すき。
いずれも、食後は洗剤とスポンジで優しく洗い、布巾で水気を拭き拭き拭き拭きしていると、いつの日か、購入した時よりも艶が増し、色も鮮やかになってゆきます。
そんな風に器を育てていくのも一つの楽しみ。
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