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関さんと根本さん

2011.08.16 Tuesday
弘前に越してきた当初、作家友達がひとりもいなかったわたし、、、
芸術美術もの作りに関してお話できる相手がいないのは結構辛いものがあったのでした^^そんな時、色々と縁あって知り合いになった版画家の「関典子さん。」
彼女の版画はとても官能的で力強くて、一見温かい作品に見えるのですがいい意味で冷たい印象も与えてくれる魅力的な銅版画です。
今、彼女は版画を少しお休みして、「製本・装丁」の勉強をしています。
製本は西洋の文化なので、日本でとことん伝統技法の基本を教えてくれる学校は少ないそうです。 
そんな関さんが、お盆にカサイコに遊びに来てくれました。
製本の話を沢山きいて、今までの作品なども見せてくれました。
超奥が深いけど、とにかく基本ができればあとは色々な装丁ができそうです。漆だって使えます。
オブジェのような本もあったりするそうです。でもその基本がとっても難しそうで、1冊の本を製本(もともとある本をバラしてから)するのに何カ月もかかるそうです。
装丁のお話は長くなりそうなので、いつか、カサイコで企画展をしようかと企んでいます^^
201108162.JPG

そんな関さんがカサイコに来て真っ先に目にとまったという「根本裕子さん」の陶芸作品。
201108161.JPG

私自身、根本さんの作品に首ったけです。来年はぜひカサイコで個展を!というラブコールが届くかどうかはわかりませんが、とにかく奇妙な作品が私の心を惹きつけてやみません。
カサイコでは彼女の食器シリーズを数点常設していますが、とてもユーモラスで幻想的な雰囲気なんです。カップとしてはなかなかとっつきにくいかもしれませんが、
彼女のオブジェ作品を見てからだととても解かり易いかな?なんて思います。
彼女の作品をみて幻想的な印象をもったのは正解で、グレゴリオ聖歌の「イムヌス」という曲のタイトルからきているそうです。
高校生の頃、学校でグレゴリオ聖歌を聞いた時にドキドキした感覚を思い出させてくれた根本さんの作品。
それを惚れ込んで購入してくれた関さんにも、やっぱり縁を感じるのです。

なんかいろんな事が繋がった感覚。
関さんはこのカップに深紅のバラを思い描いたそうです。
なんだかニッポン青森で、「西洋」繋がりを感じた1日でした。 

根本裕子(sanzoku)作品「カップ」4,500円〜
201108163.JPG
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