ぐるぐる展終了
先週土曜日に、仙台市のガーデンアロマというギャラリーで行われていました「ぐるぐる展」が終了いたしました。
ビルの8階にあるギャラリーで、お客様もいらしてくれるか少し心配していたのですが、たくさんの方にお越しいただいて、素敵な出会いもあり、とても楽しい展示会になりました。
写真1
真ん中のテーブル2個がこの展示会のメイン。 それぞれの素材の作家がお題を出します。
例えば手前上段は織作家の庄子葉子さんが「ストール」というお題を出しました。 それに応えて漆でストールを作ったらどうなるか?陶器でストールを作ったらどうなるか? というような実験的な事をしました。
漆でストール・・・漆染め・・で検索すると沢山あるのですね、漆染めのジーパンやバック、タペストリーと。
色々悩みましたが、単純に布に漆を垂らして染めてみました。 想像以上に評判がよかったです。
漆で染めるとその部分は固くなってしまいます。 なので首にまかれる部分以外に模様を施しました。
その硬さがまた、今までにない感触で良かったです。
下段は木のしごと樹々さんの「子供椅子」がお題。
私は真ん中の派手な赤い鬼のような椅子を制作しました。
この実験的な展示会で苦労したのは「漆」という素材が塗料であること。
形のない塗料なので、素地は何らかの素材で作ることが必要です。 すると、まったく同じ椅子に漆を塗る・・ということもできちゃうわけです。本当はそれが良かったのかもしれません。
まったく同じ 樹々さんが制作した椅子と、それに漆を塗ったものとの違いを比べる。
でも、時間もありませんでしたので、今回はオリジナルの子供椅子を制作しました。
数種類制作したのですが、子供椅子というテーマなのに、私の好きな形で削りだしていくと、
どぉぉーーーーしても「スケベ椅子」みたいな感じになっちゃうのであります。 ^^;
写真2枚目
今回の皆さんの作品はどちらかというとナチュラルな感じでした。
家具もそう、ストールなども天然素材で、革もシンプルなものでした。
そういうのにすっごくすっごく憧れるのですが、 私、似合わないんです><
羊の毛で作ったマフラーとか、木の名刺入れとかジュエリーとか、、、身につけたいのですが、びっくりする位似合いません。選ぶものも豹柄とかばかりです>< はぁ。
無垢の家具ってやっぱり素敵。
写真3枚目
樹々さんの定番スプーンに、私がウルシを塗ったものです。
普段は木目の見える仕上げにする樹々さんに対して、全く真っ黒の漆塗り仕上げにしました。 スプーンの頭の部分が斜めに削られて可愛かったので、そこにだけアクセントに螺鈿や銀色の加飾をしました。
実はもう1本 螺鈿の渦巻き柄の部分を貼りつけたスプーンもあったのですが、個人的にとても気に入ってましたが即売れちゃって写真も撮れませんでした。
写真4枚目
この折敷。 5月に東京のフランス料理屋でのイベントで使用されたものです。
詳細はお料理の写真が手に入り次第お伝えしますが、
まーーーーぁぁ苦労しました(涙)
まずはデザインから。 この写真ではわかりにくいですが、立ち上がりが普通の折敷と違って「シュッ」としてます。 側面も斜めにシャープに削っています。
陶芸家の工房タンタンさんの白い器が映えます。
そのほか革工芸の蜂谷さんの作品も並びました。
今度は革を使用した作品を作ろうと計画しています。
漆皮「しっぴ」という技法があります。革で素地を作り、それに漆を塗り固めていくという技法です。
夏の展示会で発表したいと思います。
実りある楽しい展示会でした。みなさまありがとうございました。
普段は木目の見える仕上げにする樹々さんに対して、全く真っ黒の漆塗り仕上げにしました。 スプーンの頭の部分が斜めに削られて可愛かったので、そこにだけアクセントに螺鈿や銀色の加飾をしました。
実はもう1本 螺鈿の渦巻き柄の部分を貼りつけたスプーンもあったのですが、個人的にとても気に入ってましたが即売れちゃって写真も撮れませんでした。
写真4枚目
この折敷。 5月に東京のフランス料理屋でのイベントで使用されたものです。
詳細はお料理の写真が手に入り次第お伝えしますが、
まーーーーぁぁ苦労しました(涙)
まずはデザインから。 この写真ではわかりにくいですが、立ち上がりが普通の折敷と違って「シュッ」としてます。 側面も斜めにシャープに削っています。
陶芸家の工房タンタンさんの白い器が映えます。
そのほか革工芸の蜂谷さんの作品も並びました。
今度は革を使用した作品を作ろうと計画しています。
漆皮「しっぴ」という技法があります。革で素地を作り、それに漆を塗り固めていくという技法です。
夏の展示会で発表したいと思います。
実りある楽しい展示会でした。みなさまありがとうございました。
彩子の漆のこと | - | trackbacks (0)|