●思い出
旦那の荷物を整理していました。6畳間3部屋分くらいあるガラクタをせっせと捨てていると、
出てくる出てくる昔のレポートデッザン類が。 さらさらっと読みながら要る要らないの分別を私的にする。 その中に面白いものがあった・・・
多分大学に入ったばかりの頃のものなのか、「松田権六先生の格言」と書いてあるページが!!!^^
1良い所を見よ、悪い部分は忘れよ
8芸術家ぶるな、職人に徹せよ
11技術と雅味が共になくてはならぬ、しかも両方共12分に持たねばならぬ
16毎日の図案日誌が老化を防ぐ
20終生現役
などなど20の格言がノートに書いてあった。たぶん漆をはじめてこの格言を胸にキラキラと瞳輝かせていたのだろうか。
常に胸に留めていることであっても、改めて文字で(しかも旦那の手書き)見るといろいろな思いとともに初心に帰らなければとハッとさせられる。
追い討ちをかけるように、何年前のものなのか漆が出てくる。
私は漆と出会ったあの日の事を決して忘れない。
人やモノとの出会いに「ビビビ」は確実に存在する。あのビビビは忘れられない。なぜか泣きながら出会った漆の色。
音楽でも「ビビビ」という感覚のあったものはいつ聞いてもビビビなのです。数少ないビビビの出会いがあるだけでも奇跡ですね。あの時の気持ちはいつになっても新鮮です。ということで旦那の汚い荷物整理で早く漆にさわりた〜いと興奮してきました。
因みに家を整理していると、古いモノがたくさん出てきます。
たぶん、誰かの書とか、掛け軸とか、屏風とか、漆器とか、この家にお宝がたくさんある気がします。。。。デヘヘヘッヘ
そして、旦那の荷物すべてに思い出があって、それを私が勝手に分別処分していること自体に色々と考え深くさせられるのであります。
たとえうすっぺらなモノに見えても(←イヤミ)旦那のその時の真剣な思いがあったんだよな〜〜もっと優しくしてあげよう。うん。たまには「はいご主人様」とか言ってあげようっと。
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